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2024.06.27
「輸送・運送・配送」の言葉の意味と使い分け
ダイレクトメール発送代行・封入・宛名印字・折り加工のキタガワ商会、スタッフのMです。
物流業界でよく使われる「輸送」「配送」「運送」という言葉ですが、
通販サイトの普及などにより、普段耳にする機会も多いと思います。
なんとなく意味がわかるような気がするものの、正しく使い分けられているかどうか不安な方も多いのではないでしょうか?
今回は、物流業界の豆知識として、「輸送」「運送」「配送」の言葉の違いについて詳しく解説します。
「輸送」「運送」「配送」のそれぞれの意味
■「輸送」とは
「輸送」とは、車や飛行機、船などを使って、人や物を一定の場所から他の場所へ移動させることを言います。
「一次輸送」と呼ばれることも多く、工場から物流センター、工場から別の工場へ大量の荷物を運ぶ際に「輸送」という言葉が使われます。
■「配送」とは
配送とは、「二次輸送」と呼ばれるもので、主に物流センターから小売店や消費者など、比較的近距離にある複数の場所に物を運ぶ際に使われます。
配送の「配」には「くばる」という意味があるように、複数箇所に物を配り届けるという意味が含まれています。
たとえば、通販サイトで商品を購入した際に、宅配業者(佐川急便・ヤマト運輸など)から自宅に届くまでの過程が「配送」です。皆さまの生活に身近に使われている言葉だと思います。
■「運送」とは
「輸送」と似て、「人や物を目的の所に運ぶ」という意味で、物流業界ではこの2つの言葉ははっきりと分けて使われています。
輸送は「別の場所に物や人を移し運ぶ」というざっくりとした意味で、その中でもトラックや車などを使って物を運ぶことのみを「運送」といいます。
航空機や船を使う場合は「運送」という言葉は使いません。
使い分けについても確認!
「輸送」は、比較的大量の荷物を様々な手段(飛行機や船、車など)で運ぶ際に使われます。
その中でも車やトラックを使う際のみ、「運送」という言葉を使います。
また「輸送」は長距離の一次輸送であることに対し、近距離での小口輸送のことを「配送」という言葉で表します。
工場などの地点から配送センターまで「輸送(トラックや車の場合は運送)」し、消費者のもとへ「配送」する、と考えるとわかりやすいでしょう。
物流では「輸送」から「運送」、最後に「配送」という順番に流れていく、と考えるとイメージしやすくなるでしょう。
いかがでしたか?今回は、物流業界の豆知識をご紹介しました。
キタガワ商会では関西圏を中心に、敷地面積3,000坪超の提携倉庫にて大規模物流のニーズに対応します。
お客様のご要望をヒアリングしニーズに合った物流サービスをご提供します。お気軽にご相談ください。
以上、「『輸送・運送・配送』の言葉の意味と使い分け」でした。